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【連載】子どもと遊ぶ奈良Vol.3「0歳児と明日香村を周るなら? 知っておきたいおすすめスポット」

こんにちは!
今回は0歳の子どもと明日香村へ行ってきました。

※日差しが強い日だったので、アイキャッチの写真はベビーカーの日よけ幌を下ろしています
 

明日香村といえば、かつて飛鳥浄御原宮が置かれ国の中心地だったと言われる場所。
古墳や神社仏閣が多く、古代の息吹が感じられる奈良県内屈指の人気の観光地です。
普段は奈良市に住む私も、折に触れては遊びに行っていたのですが、コロナ禍や出産などで1、2年ほどご無沙汰していました。

子どもと行くと考えると、明日香村は自然が豊かですし、お外遊びの好きな子ならたくさん身体を動かせそうですね。
また、春の季節は明日香村近隣でいちご狩りなどができる農家などもあり、特にアウトドア派の親子連れは楽しめるかと思います。

それに加えて
・授乳室やおむつ台のあるトイレは?
・赤ちゃんと一緒に休憩できる飲食店は?
・暑い時期、寒い時期に過ごせる場所は?

こんな情報も知っておきたいですよね!
そこで今回、0歳の子どもと明日香村に行くなら立ち寄りたいスポットをまとめてみました。
定番の史跡や社寺と合わせて訪れることで、子連れでもゆっくり明日香を楽しめるのではないでしょうか。

オススメスポット①「おむすびや 悠(はるか)」

近鉄飛鳥駅のロータリー内にある「道の駅 飛鳥」の一画に2022年7月にオープンしたおむすび屋さん。
親子向けをコンセプトにされており、子連れウェルカムなお店!
小さい子連れでも安心して利用できます。

おむすびはテイクアウトと、店内飲食でいただくことができますので、ドライブ途中でも、電車で来られた方も利用しやすいですね。

看板商品のおむすび、私は玄米のものをいただいたのですが、玄米とは思えないくらい、もちもちふっくらしてとても美味しいです。
シンプルな白米のおむすびも選べますので、小さな子どもでも美味しく食べられそうですね。

店内は隠れ家のような雰囲気。まるでお友だちのお家に遊びにきたかのようにリラックスできます。
店内では食材などの物販もありますし、おむすび屋さんの他にも、こども食堂やフードリボン、あしもみ屋さんや各種講座など様々な取り組みをされており、このお店を目当てに明日香に遊びに来るのもありかも。
イベントなどの情報はインスタグラムで発信されているので、要チェックです!

オススメスポット②「万葉文化館」

日本最古の和歌集『万葉集』をテーマにした博物館・美術館です。
博物館・美術館というと、静かで小さな子どもと一緒には行きにくい印象がありますが、こちらは子ども向けの設備もあり、しかもなんと入場無料!
気軽に立ち寄れますので、個人的には子連れ明日香観光の拠点にしたい場所です。

●おむつ台

1階には多機能トイレがあり、おむつ台があります。しかも男女それぞれに計2か所ついていますので、パパさんでも対応しやすいですね。
公的機関ということもあり、とても綺麗でした。

●授乳室

救護室も兼ねており、バックヤードにあるため、利用されたい方は受付スタッフさんにお声がけください。

●常設展示

地下階には常設展示があります。
さまざまな展示があり、万葉集の世界を体感できる唯一無二の世界観です。
内容はちょっと渋めですので、実際に内容を理解して面白く感じるのは小学校低学年以上かもしれません。
そんな中でも、子ども向けに手回しで物語が展開する仕掛けや、ジオラマなどが用意されていました。

●万葉・図書情報室

万葉文化館1階には、万葉集や古代文化に関連する資料を集めた万葉・図書情報室があります。
その一角には、子ども向けの本も。
奈良や古事記に関する絵本や、展示内容に関する資料が配架されています。
ここに子どもと小さい頃から通っていたら、万葉物知り博士ちゃんに育ってくれるかも!?
私も、大人ながらワクワクしてしまいました。

●親子向けイベントも開催!

万葉文化館では、定期的に親子向けのイベント「にぎわいフェスタ万葉」も開催されており、四季を通じて年4回企画されているそうです。
スケジュールや予定などは、万葉文化館ホームページで公開されるとのこと。
親子で、万葉文化館に遊びに行くのもいいですね。

万葉文化館
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥10
パーキング:有
アクセス:奈良交通 明日香周遊バス:赤かめ
「万葉文化館西口」下車すぐ
開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の平日)、年末年始、展示替日
https://www.manyo.jp

オススメスポット③「カリオン」

万葉文化館1階に併設された、カレーレストラン。
明日香村産の野菜がふんだんに使われたメニューが大人気のお店です。

キッズチェアもあり、私たちも貸していただきました。
しかも、固定ベルトがついているタイプなので、0歳児でも安心して座らせることができます。
外食に行くと、キッズチェアでもベルトがないタイプも多いですよね。
離乳食持ち込みもOKです。店員さんにお伝えしたら、取り分け皿や調乳用のお湯をいただくことも可能だとか。(お忙しい時はすぐに対応できないこともあるかと思います)
また、キッズメニューとしてお子様ハヤシライスもあるそうなので、少し大きいお子さんなら食べられそうですね。

明日香村のレストランとしては比較的広めの空間なので、ベビーカーでも安心して入れます!
外の景色を眺めながら、ゆっくり食事を楽しませていただきました。
0歳の我が子は、キッズチェアに座らせてもらい、大きな窓から見る景色が楽しかったのか、終始ご機嫌でした。
大人も子どもも、リラックスして過ごせるレストランかと思います。

カリオン
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥10
パーキング:有
アクセス:奈良交通 明日香周遊バス:赤かめ
「万葉文化館西口」下車すぐ
営業時間:10:00〜17:30(LO16:30)
定休日:毎週月曜日、万葉文化館の休館日に基づく
https://instagram.com/curryon_asuka


小さい子どもとの明日香村の周り方のポイント

●スポットを絞り込む

明日香村は広大です。
大人であれば、車や自転車などでいくつかのエリアを回ることもできますが、小さな子どもは集中力が途切れたり、体力の問題もあるので、できれば目的地は1、2スポットに絞った方がいいでしょう。
岡寺周辺のみ、万葉文化館周辺のみ、など。
特に、暑い時期、寒い時期に行くなら、体力の消耗を減らすために移動の時間は極力抑えることをオススメします。

●飲食店は必ず予約する

明日香村内の飲食店は、週末はかなり混み合うことも多いようです。
また、急なお休みなどもあるかもしれないので、特に子連れで行く時は、予約するのがベターでしょう。

●飛鳥時代を感じられる場所

今回は0歳と行くなら、という視点で立ち寄りたい場所をまとめてみました。
調べてみると、授乳室や子連れOKな飲食店もあり、計画的に回れば子連れでもストレスなく遊びに行けそうです。

改めて思いましたが、明日香村は子どもに古代史や万葉集の世界に慣れ親しんでもらうには、最適の場所だと思います!
本やネットから入るのではなくて、実体験で飛鳥時代を感じられますね。
本格的に歴史的なことがわかるのは小学生くらいからかと思いますが、これからも定期的に遊びに来て、我が子も飛鳥時代好きに育ってくれたら嬉しいですね。
皆さんも、ぜひお子様と明日香村を楽しんでください!

文:春田千尋(Instagram @kodomo_nara

最終更新日:2023/09/20

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